Fullchampの「環境教育エコツアー3.0 – 大気汚染予防作戦」が2025年3月7日に盛大に開幕しました。本イベントでは特別に竹山小学校の生徒を招待し、1年間にわたる「大気汚染予防」環境教育プログラムを始動。合計10回のエコツアーを開催する予定です。

イベントでは、Fullchampの持続可能な発展への取り組みや環境保全の実践を紹介するだけでなく、環境教育チームが特別に作成した教材を通じて、大気汚染が健康に及ぼす潜在的なリスクについて深く学びます。また、日常生活での効果的な空気質モニタリングを活用し、環境負荷を減らす方法についても解説します。

生徒たちに空気質のモニタリング技術を理解してもらうため、講師はまずFullchampの従業員が1日8時間以上職場で過ごすことを説明し、職場環境の安全性向上と従業員の健康維持を目的として、2024年1月にオフィス、鍛造、機械加工、塗装などの作業エリアに「室内空気品質モニター IAQ Smart Sensor (IAQS)」を設置したことを紹介しました。最先端の空気品質モニタリング技術を活用し、各作業エリアの微小粒子状物質 (PM2.5) 濃度、二酸化炭素 (CO2) 濃度、湿度、室温を測定。これらのデータを計算し、異なる汚染物質の副指標として換算し、当日の空気品質指数 (Air Quality Index, AQI) としてまとめています。さらに、IAQS装置のデータはクラウドサーバーを通じてリアルタイムで各作業エリアのディスプレイに表示され、従業員が常に空気品質を把握し、安全で健康的な作業環境を確保できるようになっています。

また、講師は鍛造エリアに設置された静電式集塵機の仕組みについて詳しく説明し、排気ガス中の粉塵を効果的に捕集し、クリーンな空気として排出するプロセスを学びました。これにより、大気汚染を抑制し、青空を守ることの重要性を実感してもらいました。

イベントの最後には、生徒たちが廃棄物を活用して「エコ掃除機」をDIYで製作。実際に手を動かしながら、リサイクルと環境保護の概念を学びました。

さらに、学習成果を評価するため、講師チームがテストを実施し、活動前後の理解度を比較。その結果、生徒たちの大気汚染に対する認識が30%向上しました。これは単なる知識の向上にとどまらず、環境保護に向けた積極的な行動意識を育む大きな成果となりました。

Fullchampは、2023年3月に第1回環境教育エコツアー1.0「水資源の大切さ」を開催し、同年7月から8月にかけては地域のエコ協会や地域振興協会の高齢者を招待しました。さらに、2024年3月にはエコツアー2.0「廃棄物のリサイクルと再利用」を実施。2024年12月までに合計22回の活動を開催し、延べ250人が参加しました。これらの活動は生徒たちに大変好評であり、Fullchampは地域社会で高い評価を得ています。さらには近隣の中学校からも見学の希望が寄せられ、学生たちに環境産業と持続可能なキャリアの可能性について学ぶ機会を提供し、将来の進路選択を支援する役割も果たしています。

環境問題がますます深刻化する中、Fullchampは持続可能な発展の理念を大切にし、環境教育と社会的責任の実践を継続的に推進していきます。次世代の子どもたちが環境保護の重要性と緊急性を深く理解し、未来の環境を守るリーダーとなることを願っています。